なろう地獄巡り

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第51作目 ライオンの子

作品名:ライオンの子
作者:きよこ
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕{携帯小説界からの迷い子}
エンド:君はライオンの子の息子だからライオンの子だエンド
文字数:402,320文字

 


感想:
携帯小説の国出身の方の作品だと思います。
そちらにお住みの方なら楽しく読めると思います。
何者にもなれない主人公と多重人格者の青年の恋愛ものです。
現代と過去の2つの線が混じりながら話が進行していきます。

40万文字とは思えないほど長く感じるので時間がボリューミーな作品が読みたい方にオススメです。

 

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ネタバレ注意
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毎話、話の終わりに主人公のポエムが入るので耐性が無い方は胸を掻き毟りながら死にます。
胸糞悪い
主人公が知らなかったとはいえ核爆弾級のやらかしするの辛い。
梨恵:主人公
総志朗:あとから生えてきたが、現在の主人格
光喜:移植された目の持ち主の人格、総志朗を殺そうとしてる
明:サブ人格、なんかよくわからん
統悟:サブ人格2、なんかよくわからん
ユキオ:元々の主人格、かなり危険な為明と統悟によって封印されていた
優喜:光喜の双子の弟、総志朗を殺そうとしている

光喜が梨恵を口説きチョロい主人公は光喜のことが好きになってしまう。
そして光喜の子供を妊娠してしまった梨恵
梨恵は総志朗に「光喜に会わせて!光喜の事が好きなの!」などとのたまう。
総志朗は自分が必要のない存在だと思い悩んでいたときに支えてくれた梨恵本人から自己否定をくらい失踪。
フラフラと道路に飛び出した総志朗はトラックに跳ねられてしまう。
奇跡的に命に別状はなかったがいつまで経っても目を覚まさない総志朗。
周り中から怒られようやく自分のやらかしに気づく梨恵。
光喜が好きだが総志朗も失いたくないと宣う主人公。
その時総志朗が目覚めたかと思えば総志朗の人格は消滅し主人格は光喜になっていた。
そして…


ジャンジャジャーン☆今明かされる衝撃の真実ゥ~
いや~ホントに苦労したぜ…恋人を演じて愛の言葉まで囁いてさぁ…
お前を愛してるゥ〜?wwwお前を守り抜くゥ~?wwwwwwwヒャッハハハハハハwwww楽しかったぜwwwwお前との 恋 人 ご っ こぉぉぉwwwwwww

そう、全ては総志朗の人格を消滅させるための光喜が仕組んだ罠だったのだ。
梨恵はここにきてようやく総志朗が本来の主人格ではないことを知る。
ユキオは捨て子であり親の愛情を知らなかった、そして養父となった男はマッドサイエンティストであり、ユキオを人体実験の道具としてか見ていなかった。
そんなユキオの胎児内胎児の細胞を双子に移植、そうして生まれたのが光喜と優喜であった。
人体実験の最中辛い現実から逃避するために生まれたのが明と統吾です。
その後周囲から危険視されたユキオは封印されることになり、封印から目覚める際に簡単に乗っ取ることができるようユキオの中の弱い面だけで作られた総志朗が主人格となりました。
なんやかんやあって
光喜は梨恵に子を産んでくれと懇願、自分は捨て子であったユキオの半身であり捨てられる子の悲しさがわかるから。
実は光喜の本心は梨恵を大切に思っていたみたいです。
梨恵は総志朗が眠りについてから光喜と総志朗のどちらも愛していたようです。
さらになんやかんやあって話は現代編に収束する。
ユキオの人格が活動を開始するのに合わせ総志朗の人格も長い眠りから目覚める。
動き出したユキオは自分を人体実験にかけた関係者を皆殺しにし、最後は養父まで手にかけ復讐を成し遂げました。
そして総志朗は全てに幕を降ろすために、ユキオの最後の願いである死にたいという願いを叶えるため拳銃自殺を試みる。
エピローグは15年後
梨恵の所に自分は戻ってきたことを示すメッセージを伝えおしまい。
ざっくりこんな感じでした。
序盤の平和なシーンや随所に挟まる現代編の話やキャラの詳しい心情、ライオンの子の意味の詳しい説明について気になる方は本編を読んでください。