第14作目 同じ天の下
作品名:同じ天の下
作者:コトリ
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕{魔法無い系ファンタジー}
エンド:ハッピーエンド
文字数:716,662文字
感想:
どう読んでもハイファンタジーでした。
最近あまり見ない戦闘能力皆無系女主人公です。
冒険ファンタジーってこういう物だったなと感じました。
劇中時間的にはそこまで長くないが密度が濃かったです。
ネタバレ注意
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文字数的にはそんなに長くないはずなのに兎に角長く感じてしまいました。
主人公含み戦えない人間が巻き込まれて足を引っ張るパターンが多かったので個人的には気になってしまいました。
復讐はいけないよみたいなスタンスなため、復讐キャラが最後ふわっとなってしまいカタルシスを得られなかったのが勿体ないなと思いました。
主人公に占い師の力があることが中盤わかって、それを自分の力として引き出せるようになったのが最終盤でエンディングの時にはその力が失われるという流れで、こういうキャラはこの時代だからこそ許されていたのと思いました。
おそらく連載時期が最近なら力を引き出せるようになるのはもっと早くして、戦闘時に足手まといになってヘイトを稼がないようにし、最終回時には完全にコントロールした力で便利に生きるみたいな話になるのかなと思います。
敵組織の目的が最後まで不明でスッキリしませんでした。
敵組織の幹部、リーダーと戦闘担当キャラの戦闘力の差がラストバトルの時だけ露骨に縮まっていて違和感が凄かったです。